中国のネット検閲事情 〜再調査編 2015−2016〜
2015年12月下旬に中国大陸に行った時の情報です。
これから2016年にメインランドに突撃する人の参考に。
Facebook,Twitter, Instagram,LINE,Google系サービスすべてが中国(台湾・香港以外の大陸)で使えないのは有名だと思う。LINEアプリは、アプリアイコンの赤い通知数の増加だけわかるが、メッセージの内容はまったくわからない。
Fbが使えないということは、facebook認証のアプリも無理だ。Tinderとか。
確認したものだけ載せる。
開けるサイト
・Agoda
・2chのまとめサイト
・エアアジア(少し時間がかかったが、開けた。出発地の選択もできた)
・スクート(表示に少し時間がかかった)
・バニラエア(表示が遅い。日本語表示サイトから英語表示サイトにしても遅かった)
・Craigslist
・4travel.jp (※ただし、地図表示時間かかる)
開けないサイト
・2ch
・FC2系サービス
・Amazon(開けるときがあるが、遅かったり、途中まで開けたり不安定)
・ピーチアビエーション(開けないというか重すぎて表示できなかった。これでは、チケット予約もままならない。3分ぐらいかけてやっと表示されたが、出発地の選択はできない状態の表示だった)
・Hide My Ass! Pro VPN
・Pure VPN
・12VPN
・xvideo
開けるアプリ
・メール(iPhoneの「メール」なるアプリからは設定してたgmailを読み込める)
・メルカリ
・Swarm(間接的にFb,Twitterに投稿可能w)
開けないアプリ
Inbox:iPhoneの「Inbox」なるアプリのアイフォーン通知は来るがアプリでは読み込めない。Google系サービスだから納得。
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いつも使っているのはChromeだが、Safariで検索エンジンをYahoo!に設定。Googleは使えないが、Yahooは使える。検索結果のサイトをクリックすると、開けないのもあるが、スニペットは読めるので、検索キーワード次第では、調べたいことがわかり、乗り切れる場合もある。
筑波大学のVPN gateは、自分のパソコンに設定しておいた各VPNサーバーがオフラインになっていて、僕の滞在期間では使えなかった。
とにかく、ふつうのサイトでも不意に開くのに時間がかかりまくったり、開けなかったりする。例えば、中国の町中で最近話題のドローンが売っていて「cx10c」という商品番号で「cx10c」をキーワードにドローンをYahoo検索すると、検索結果2ページ目以降表示できず。「cx10c レビュー」で検索かけると、何も表示できないという不安定ぶりだった。中国入国前にVPNの接続環境を整えてから突撃するしかない。特に長期滞在の人は、できたら2つ、3つと冗長化しておくのがベターだろう。中国政府がどんどんVPNサービスサイトのトップページをアクセス禁止にしている。まだ中国大陸からアクセスできるVPNサービスサイトもあるが、いつ遮断されるか不明でおそろしい。4年ぶりに大陸に行ったが、規制がだいぶ厳しくなっていた。ネット事情でめんどくさいので、当分大陸には行きたくないなあ。使えるVPNに関しては、中国IT情報局さんあたりに詳しく載っている。
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中国の深センでこちら5000円でしたが、どうでしょうw