さよならインターネット 家入一真 感想
%はKindle版ページ。
12%
人工無能のチャット相手に気づかなかった著者。子ども時代だからだろうか。いや、それでも気づきそうなものだが。
けっこう時間が経ってからという感じのようだし、なんかウケた。
30代なら、あ~こんなこともあったあったと楽しめながらと過去の再確認をしながら読めるし、10代や20代前半とかだと、昔はこんなインターネットの状況だったのかと学ぶことも多いだろう。
18%
ヒッピー文化とネット文化の対比はなるほどなあと思った。
22%
そういえば、ちょっと昔は炎上のことを祭りと言っていたなあとすごく懐かしくなった。それでも、微妙に両者は違っていて、そこを家入さんは説明していた。
24%
セカンドライフというサービスを知らなかった。そんなの流行ってた?
25%
JUGEMも家入さんつくってたのか~
29%
スクールカーストと、インドのカースト制度を比べてるのが良かった。今のインドでなぜITが盛んかということにはカーストが絡んでいたとはなあ。
32%
プラットフォーマーがカフェをやりたがる理由が、あー確かになあという感じだった。
36%
家入さんは、誰かの役に立ちたい欲求がすごい。僕はだらだら楽に過ごしたいからそこまでそれが理解できない。
39%
TVの人より、Youtuberのほうが嘘をつかないという子ども。確かにそうだ。TVでは、スポンサー絡みやテレビ的ふるまいでご飯がおいしいとか言っている。ユーチューバーは、一般人であり、利権的に特に左右されないので、そのへんは性格な一個人の感想となる。時代を感じた。
41%
家入さんも時間が余る生活になってきたという。僕もそうで、たらたら読書に勤しんでいる。これからAI化でそういう人が増える。
52%
タイトルにある輪郭という単語だが、IoTの時代に入りどんどんネットの輪郭が感じなくなるという意味だけかと思っていたら、
プロとアマの境界がなくなってきたという意味でも使われていて、表現者増えることの弊害も出てきており、考えさせられた。
53%
家入さんのFbには、評論してる人が多いようだが、僕のとこには誰もいない。この差はいったいw アルファーなおっさんが友人に多いと批評しまくってんだろうと予想。
68%
自分の周りで話題になってないと、タイムラインにノイズを入れたくなるのもわかるが、別に無理に調整する必要もない気はする。どうでもいいことはどうでもいい。十代で話題になってても、おっさんの価値観だとどうせ楽しめなかったりするし。それぞれで価値観の合うコミュ二ティやクラスタを形成するのが幸福度が高い。あらゆる価値観が合流すると、面倒だ。頭オカシイ人もけっこういるし。
全体通して
家入さんは、次々にネットサービスをリリースしているが、どれも利潤重視ではなく、人のためというスタンスで良い。それゆえ、フリーだったり、最安だったりして、みんなが使うようになる。プラットフォーマーになれと言うが、日本にはまだプラットフォーマーは少ない。それでいて、島根の離島である隠岐諸島海士町に、地域おこしのプランナーの若者が過剰になっているところもあって、なんだか面白い。ネットから離れるのもいいなあと思うのだけど、ネット依存症な僕はそれがなかなかできないでいる。日頃、たまに本屋には行くのだけど、たしかに不意に目に入って気になって買う本もたまにある。地域ごとで、推す書籍も違ったりするから、旅行時でも本屋に行く。沖縄だと、基地問題や防衛問題とかが深刻だからそういった関係の本コーナーとかがある。
店頭に行くのも、めんどくさがりが多いし、本屋ストリートビューとかどうだろう。Googleストリートビューの本屋版。定期的に撮影するのでもいいけど、ひたすら店内をドローンが360度撮影してて、それをネット配信するとか。減っていく現実世界での本屋を楽しめるのも今のうちかもしれない。
さよならインターネット - まもなく消えるその「輪郭」について (中公新書ラクレ 560)
- 作者: 家入一真
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2016/08/08
- メディア: 新書
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