しゃけぶろ

日本語教師。タイ・台湾・沖縄あたりを外こもり。国内外ライブレポ。チラ裏的ログ。

最近、フリーの読書家になってます

ひきこもって早幾年。
いや、そんな経ってないか。


僕はのんびり本を読むのが好きなので、マンガを読むだけのためにネットカフェとかにこもったりはしません。
気が向いたときに、Amazonさんをポチポチしまくるんですね。それをAmazonポチポチ祭りと呼んでいるんですがひきこもりに優しいサービスです。
雑食なので、いろいろな本を読みますが、今日読み終えた本がこちら。

希望の国のエクソダス (文春文庫)

希望の国のエクソダス (文春文庫)

村上龍さんの希望の国エクソダス
400ページ強の小説です。

あらすじ
経済が停滞し閉塞感の漂った現在の日本。そんな現在社会に絶望した約80万人の中学生達は2001年6月のある日、突然CNNで報じられた、日本を捨てパキスタンで地雷処理に従事する16歳の少年に触発され、学校を捨てる。彼らが結成したネットワーク『ASUNARO』は、インターネットなどを駆使して新たなビジネスを始める。最終的には、北海道に広大な土地を購入し30万人規模で集団移住、都市および経済圏を独自に作り上げ、「日本からの実質的な独立」を果たす。

引用元


「この国にはなんでもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」
と、ASUNAROを主導している中学生ポンちゃんのセリフ。

希望もなければ政治的ビジョンもなく完全に終わっております日本国です。
増税はビジョンに入りますか。バナナはおやつに入るんじゃないですか。


どこか、外国に集団移住する話かと思ってたら北海道に特区つくってしまう内容でした。その後には、沖縄、長野にも移住計画を示唆している文面も。

北海道は梅雨がないというのが移住理由として挙げられてましたが、僕は寒いのが苦手なのでそっちにはあまり行く気がわきません。
昔、北海道は札幌と小樽に行きました。いいところなんですが冬に行ったので死にました。
沖縄は梅雨があるんですが、いい人が多いということらしいです。
そのうち沖縄も行きたいんですが、沖縄行くぐらいなら海外行くよねっていうぐらいにもう国外航空券の価格が下がってるんですよね。


この本、第1刷が2002年5月と書いてあって、もう10年前のなんですが
内容が今の日本の現状と当たってたり似ているところがあるんですよね。
ファンタジーなりに。

円圏とかおもしろかったなあ。EU圏のアジア版。
わりと、金融、経済の話が多かったです。

実際、日本の中学生がこんなことをするかなーと考えたとき、デモさえろくにしない日本ではかなり確率は低いんじゃないかなと思いました。

そのうち、20代の若者ならあるかもしれません。
これから、うようよとデジタルネイティブが湧いてきます。
日本の若者の失業率は10%に迫ろうとしています。

沖縄の米軍基地を幾分か移転して、特区つくりたいですね。
福島の方の避難特区とか。
尖閣諸島を開発して平地を増やしたり、周辺を埋め立てたりして、基地移動できないものでしょうか。

どっかの島で釣りニートになりたいわ〜。


そのうち沖縄行くのはいつになることやら。