タイのタンブンにより、1日101B(340円)で生活できてしまった件について
まずは、タンブンとはなんぞやというところから。
タンブンは、タイの仏教用語で、お布施をする・徳を積むという意味だ。
タイは仏教国で、たまにタイ人からこの言葉を聞く。
タイ語の綴りでは、ทำบุญとなりカタカナでは、タムブンと表記されてるのも見かける。
今滞在している宿の近くの寺のお坊さんが亡くなったようで、近所の人らが集まって、タンブンで振る舞われている無料の食べ物・飲み物をもらって飲み食いしていた。
喪服を着ている人もそれなりにいた。たまたま通りすがった人も参加していた。
食べ物を無料で配布し、徳を積むことで、亡くなった人が天国に無事にたどり着くようにということだ。そして、良い行いをしたことで、将来的に自分にその報いがあることも期待している。
たくさんのタイ人が列を成し、チャーハン、マッサマンカレーライス、アイスクリーム、ソムタムなどの食べ物が配布される場所に並んでいる。中には、ホームレスも並んでいる。女子大生が制服を着て、食べ物を配布してたりもした。
98%ぐらいタイ人が列に並んでるが、少数ながら外国人もいた。その1人が、私だが、どうやら問題ない(マイペンライ)らしい。
チャーハンを配布していたタイ人が、「Where are you from?」と聞いてきたので、イープン(日本)と答えると、「All right!」と言われた。
3日間ぐらいやってたようで、2日間参加した。私が参加した初日に、親切なおばちゃんが、「明日もあるからね^^」と言ってくれて、このあたりは、さすが微笑みの国タイランドだといったところだろうか。
みんな、タンブンに集まるので、周辺の飲食店は売上が減少してると思われるが、宗教なので仕方がない。この食べ物や飲み物などの資金はどこからかというと、〜〜Foundationと書かれた服を着ている人らが振舞っていたことから、そういう基金があるようだ。
結局、タイトルの101B は何かというと、宿代の100Bと、水1Bの合計額だ。タイには、1Bで1リットルぐらい出てくるウォーターサーバーが街にちょこちょこある。たまに壊れていて、1B入れても飲み込まれるだけのもあるがw
ペットボトルに水を補給して、それに日本から持ってきた緑茶のティーパックを入れるということをたまにして生存している。
今日で、タイは最終日となり、明日からは2ヶ月ぶりに香港へ向かう。