堀江貴文 「君はどこにでも行ける」 書評
Kindle版で読んだ。
No.はそれのページ番号。
No.212
「経済力はとっくに中国に抜かれている」
なぜなら、中国人の人口が多すぎるため、一人ひとりの生活レベルを見るためには
1人あたりのGDPのほうが適している。
国境が薄くなってきたと言っている章もあることからも国単位の指標よりも
1人あたりの指標で言うべきだ。
ちなみに、1人あたりGDPは中国80位(前年比+5)で日本27位(前年比−2)だ。
この調子で行くと、中国の成長がやや鈍ってきてはいるので、10年強ぐらいで追いつかれるのでは。
都市部と地方でも違うが。
No.222
「海外から帰ってくると、『日本はこんなに質の高いものを、この値段で出していいの?』」
完全同意だ。裏では日本人のブラック労働が優良サービスを支えてるわけだが・・。
No.280
「観光立国としてアジア1番のポジションの日本」
この路線には賛成だ。鼻ほじってても観光客が来てくれるのは日本人がてきとうに労働をしても
いい環境ができる。それでも、おもてなしがどうとか言うのが日本人だが。ギリシャやイタリアのような
ポジションになるのも見えてきた。
No.493
「マイルドヤンキーがとらわれる、なんとなくの不安」
この項目に書かれていることがかなり痛快だ。賢い層はだいたい気づいていることだと思われるが、言語化されてるとウケる。
アジアの話は特に衝撃はなかったが、アフリカの話は新鮮だった。著者の場合、世界の高級ホテルにいろいろ泊まっていて
それの事情が書かれていて面白かった。
日本は海の資源が豊富で、水上飛行機を利用して観光を盛り上げるべきだというのにはすごく納得したし、水上飛行機が欲しくなった。ふつうに、水上飛行機で、海外の港に停めたい。紅の豚みたいに。
堀江さんのはあとゼロも読んだけどなかなか取り柄のない人にはいいと思う。