中国のインターネット事情・SIM事情(2011年11月)
僕が使ってたことについて主に書きます。
まずは
中国に存在するキャリア
中国における携帯電話 - Wikipedia
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中国移動通信 (China Mobile)
旧中国移動通信のGSMサービスを引き継ぎ、中国鉄道通信も合併し、3GはTD-SCDMAを使う。
中国聯合通信 (China Unicom)
中国聯合通信のGSMサービスを引き継ぎ、旧中国網絡通信の業務(中国北部の固定電話サービスと小霊通サービス)を合併し、3GはW-CDMAを利用する。
中国電信 (China Telecom)
これまでの中国南部の固定電話サービスと小霊通を引き継ぎ、また、旧中国聯合通信のCDMAサービスを引き受け、3GはCDMA2000で展開する。
以上3社は、2009年に3Gの本免許を与えられて、同年3Gサービスを開始した。
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この3つです。
日本のドコモのような位置づけなのが中国移動。
しかし、このキャリアでプリペイドプランの動感地帯(M-Zone)におけるデータ通信は3Gではなく2G。通信速度が遅いです。
iPhoneではEという表示になります。EDGE通信のEらしいです。
また、APNは以下の通り。
(図:中国移動で利用したときのiPhoneの画面の様子とそのときのAPNの設定)
ドコモショップのようなノリの店舗があるのでそこに行き、中国移動の店員に設定は任せました。
中国語と日本語話せる中国人の友人と行きましたが、いろいろ直接聞きたかったので英語できる店員を探しました。5人ぐらいスタッフがいてその1人は英語話せるようでした。(後日、中国移動の他の店舗にも行きましたが、店内スタッフの1人ぐらいは英語できるようです。)
店員にネットしたいんだけど何がいいのと聞いたら動感地帯を勧められました。
http://www.m-zone.cn/
100MB(25元)使えるプランにしました。
200MB(35元)、300MB(45元)のプランもありましたが
初回のプリペイド契約ではこれしか契約できないようです。
どれも100通SMS無料でついてきます。
SIMカード代で19元かかったかな。
使い放題プランがなかったのでげんなりです。
Foursquareとかほそぼそ使ってたら100MBで1ヶ月ふつうに持ちました。
ふつうになくなったらチャージする必要があります。
店舗へ行くか、SIMのロード(チャージ)カード買うかです。
iPhone4はマイクロSIMカードしか挿せないので
店員がふつうサイズのSIMカードをマイクロSIMカードに大きなホッチキスのようなものでカットしてくれました。
これが半分公式のような感じでされていてなんとも中国といった印象を受けました。
ちなみに、香港国際空港でSIMカードを入手しようと中国移動に行ってみたら、iPhone4はマイクロSIMカードなので無理と言われました。
買って自分で切ってもよかったんですけど。
中国本土と香港の両方で使えるダブルナンバーのSIMカードを、香港でとりあえず買っておけばいろいろスムーズだったかも。まあ、いいや。
香港国際空港はWi-Fiが飛んでて中国のSIM関係の情報をネットから得られますが
Wi-Fiが不安定でTwitterすらあぶないときがあるので事前調査しておくのがベストです。
話を戻します。
一応、ローミングなどオンオフの設定でEが表示されなかったりあるので図を載せておきます。
3Gを有効にするがオフ。
モバイルデータ通信がオン。
データローミングがオン。
店員に頼めばやってもらえます。店員がクズなら自分でやってしまいましょう。
最初妙に店員が手こずってて、
SMSで、
宛先:10086
本文:KTGPRS
と送信していたのでそれも一応載せておきます。
これを中国移動に送って、これに対する返信が以下。
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尊敬的客户:您的号码开通或恢复GPRS功能成功,如无法使用请关机后重新开机即可。温馨提示:当手机欠费停机或申请停机重开后,GPRS功能会被暂停,开机后一般24小时内自行恢复,如需即时恢复请发送KTGPRS到10086重开。中国移动广东公司
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なんかデータ通信できるようになった感じですね。
一応、エキサイト翻訳での結果が以下。
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尊敬する取引先:あなたの番号の開通あるいは回復GPRS機能は成功して、もし使うことができなくて機械の電源を消してもらった後に再起動するならばが良いです。暖かい注意:携帯電話が費に機械に止まって再開したことを申請した後に機械に止まることをあるいは借りがある時に、GPRS機能は一時停止されて、起動した後に普通は24時間以内自分で回復して、ただちにもし回復しなければならないならばKTGPRSを発送して10086まで再開することをもらいます。中国モバイル広東会社
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もしデータ通信が止まったら、また上のSMSを送ればいいようです。
地下鉄まどで隣に座ってる人のキャリアを見てみたら、中国移動で
QQ(中国人愛用のSkypeやMessengerのようなアプリ)でチャットしてたりしてました。深センの地下鉄はふつうに携帯使えます。
(余談ですが、エレベーター内でも中国移動の電波入るものもありました)
他のキャリアも利用してみようかなと思いましたが、ニートで節約してるので
そのうち挑戦したいと思います。
キャリアの話はここまで。
次に中国の情報統制に関して。
結論から言うと、VPN接続すれば当局による規制は抜けられます。
世界中でいろいろなVPN接続サービスが有料、無料でありますが
無料でデータ通信容量に制限のないものを2つ以上設定しておくのがベストなのではないでしょうか。
2つ以上なのは1つのVPNサーバーが停止やメンテナンスの場合、ネット依存症の人は死ぬからです。また、電子商取引をしてる人、ビジネスで時間勝負の人は言わずもがなネットワークの冗長化は必要です。
【VPNサービスの紹介】
つながるもん
RaptorVPN
が無料で利用でき楽に設定できそうです。
他にもいいかんじのありましたけど、設定だるかったのでスルーで。
これらはiOS、すなわちiPhone・iPadからでも接続できるものです。PCからだけならまだまだいろいろあります。他にいいのあったら教えてください。
しかし、回線速度が細かったり安定してない場合や、携帯電話からだと接続できなかったです。マクドナルドは中国だと30分、香港だと20分だけ無料でWi-Fi繋げますが、回線が細いか人多すぎかでぶつぶつ切れます。(※香港は情報統制受けてません)
VPNの接続方式に依存するのかも。
SSHとかプロクシサーバーの利用は試してません。
大学や会社や自宅でいろいろ用意できる人はそれでいいかもしれません。
WikipediaによるとSSHとプロクシサーバーでも抜けられるようです。
中国のネット検閲 - Wikipedia
「検閲システムは非常に不安定」と書かれているように、ふつうにネット接続すると実際かなり不安定でした。Google検索さえ、使えるときと使えないときがあり、気まぐれレベルに不安定です。検索は出来てもその行きたいサイトのリンクを選択しても表示されないこともありました。台湾のGoogle、香港のGoogleを使って検索できる場合もありますがこれも不安定なのでなんとも言えません。
検閲を受けるサイトは以下引用。
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検閲を受けるサイトを以下に記述する。具体的なリストは金盾を参照。
中国共産党から迫害を受けている団体のウェブサイト 例: 法輪功
警察官の残虐な行為、天安門事件、言論の自由、民主化、マルクス主義に関連するニュースソース
これらのサイトにウィキペディア、ボイスオブアメリカ、BBCニュース、Yahoo!香港、YouTubeも含まれる。
台湾関連の政府、メディア、組織関連のウェブサイトもしくは宗教的サイト
チベット仏教は中国式の経典を提供させられている[1]。
わいせつ、ポルノ、反道徳的なウェブサイト
ダライ・ラマ及びダライ・ラマ14世に関係するもしくはそのチベット独立運動関連のウェブサイト
SNS - Facebook, Twitter など
動画共有サイト - YouTube, ニコニコ動画 など
動画配信サイト - Ustream など
写真共有サイト - Flickr など
ブロックされたウェブサイトはサーチエンジンでより検索頻度の少ないウェブサイトにさせられる 例: 百度
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具体的なリスト
金盾 - Wikipedia
これを見ていて現状と違うところがあったのでそれをここでは書きます。
foursquareは使えないとありますが使えます。これは、TwitterにVPNなしでも書き込める優良アプリと感じています。
あとは、写真好きの人が利用しているInstagramというアプリでもVPNなしでTwitterに書き込めます。
あとこれに加えるとしたら、Favstarは検閲を受けます。
ふぁぼったーが検閲を受けているので当たり前と言えば当たり前ですが。
ついっぷるもログインを押したら、検閲を受けます。(無駄にTOPページだけ開けます)
意外に、Amebloも検閲受けるんですね。はてなはOK。
Facebookは検閲受けるのに、mixiはOK。
また、GmailやGoogleリーダーは問題なく使えました。
中国本土と香港でのローミング、香港のSIMカードについても書こうかなと思ってましたが、新規性がないので簡単に書きます。
中国移動で、深センから香港、香港から深センに行く時に、キャリアにSMSを送信すればできるようです。
詳細リンク
中国移動通信 深センで買ったSIMカードを香港で使う方法 - ビギナーのための深センを8倍楽しむブログ
僕も試したのですが、残高足りなくて及ばず。
結局、香港ではHutchison 3()というキャリアを使いました。SIMカード、98香港ドル(≒980円)。28香港ドル/日で使い放題!
ネット依存症としては、3日間ネットしまくって軽く電話、メールするぐらいでしょうか。
やはり使い放題が日本人の精神衛生上、宜しいです。
通信速度はぼちぼちいいかんじ。
だいたい想定してましたが、実際行って感じたのは、ネット依存症の人は中国本土あまり向いてないかもしれません。
物価も街が発展してるわりに安かったというかほぼマニラぐらいの物価な感覚でいけたし(※深センの場合です)、中華料理は野菜多くてボリュームあっておいしかったなー。
ではでは。
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